NIFTY SERVE 在宅ワーキングフォーラム短期会議室
【緊急討論】「初心者必読!在宅ワークとは」1998.3.19〜7.31

ボードリーダー週報-01:3/19〜3/21
発言:0001〜0006

何度か打診はされていたのですが、結局、当会議室のBLを引き受ける事を
決断したのが、この週です。口説き文句は「他にいない」「君ならできる」
過去にどれだけの人物が、この文句で能力以上の仕事を引き受け、道を踏み
外した事か。「任せた方にも責任がある(byある松下の社長)」とまでは開き
直れず現在に至る。この頃は実は議論の先細りを心配しておりました。

この時期の主要発言は開始直後だけに現状に対する危惧と問題提起が主。

1.会議室の趣旨
・「在宅ワーク」に関する、ビギナー向けハウツー等は溢れていても、正確な
   実態はおろか、本来ビジネス上で必要不可欠なマナーやマインドの部分に
   まできちんと踏み込んで説明したものが不足している。

・「SOHO」「在宅ワーク」とは Self Employedの就労形態を表す言葉であって
   個々の抱える問題を解決するための万能薬ではないのだが、その現実は、
   なかなか見えて来ない。

・Self Employedは、 日々業務上様々なリスクを背負って経済活動を行って
  いるが、法的・社会的条件は、他の業態と比べて整備されていない。

・本会議室は、この憂うべき状況を改善するための話し合いの場として設置、
  ブームの渦中にある「在宅ワーク」「SOHO」とはどういうものなのかと
  いうことを検証、その過程で理想と現実のギャップを明らかにし、同時に
  問題を仕訳、「発注側「受注側」の良い関係作り実現の方法、終局的には
  ビギナーもプロにも、共通する普遍的な問題を、皆で考えるための土壌作り
  ができれば、と期待。

・共通の土台として、「SOHO」「在宅ワーク」に関する話し合いを行う
  前提として、以下に示すデータの参照を要請。
   1.・ '97在宅ワーク実態調査の分析結果
   2.・ 『在宅就労アンケート』 V.4

・個々人が置かれている環境の差に起因すると思われる理解や認識、そして
  問題意識のギャップの大きさも痛感。

・単に最近の状況を憂い、初心者の方々の行動・思考・発言やマスコミ報道
  の問題点を列挙して終わるのではなく、その背景も含めた討議を行ない、
  将来に展望がひらけるような前向きな議論の場になればと期待。

2.アンケートから見た[在宅ワーク]
・機械に100万円程度投資して,年収は数十万円以下というケースが多い。
 在宅ワーカーは,消費者としては育ったが,事業者/仕事人としては?

・仕事を確保・継続させる要因としては,資格などより,断然,仕事な
 どで培った人間関係の方が大きく効いている。(通常の仕事社会と同じ)

・低い収入でも満足している人々、厳しい営業条件の中でプロとして必死に
  働いている人々の働き方・意識のズレが大きい。

・税金の問題を指摘する回答が予想以上に低率(納税者の率が低いのか?)

・アンケート結果を見れば、居酒屋などで発生しているような問題が、形と
  してくっきり浮かび上がっていることがよくわかる。さらに、雑誌などで
  いわれているような「理想的な働き方」と「現実」には、大きなギャップが
  あるということも分かる。だからこそ、これから在宅ワークをやりたいと
  おっしゃる方にこそ、このデータを見ていただきたいし、さらにそこから
  自分の目指すべき道を模索してもらいたい。
  しかし、「初心者はイケナイ」「主婦はダメだ」ということではない。
  このあたりを誤解なきよう、素直な気持ちで受け取って貰いたい。


3.消費される「在宅ワーク」
・「在宅ワーク」というスタイル自体が、ある種のブランドのように消費の
  対象になっているのではないだろうか。

・「在宅ワーク」というのは、労働形態のひとつ、いわば「入れ物」であり
   むしろ「在宅で何をするのか」という「中身」が大事なのに、「入れ物」
   だけが売り物としての価値をもって来ているような気がする。

・アンケートから、年収では25万円以下がトップで、初期投資回収に3〜5年
  かかる計算になる。つまり「儲かっていない」在宅ワーカーの方が多数派。
  少なくとも「手軽にはじめられて月収10万円も夢じゃない!」というような
  キャッチコピーとは無縁の世界。

・ビジネスとしては儲かっていないにも関わらず、働いている人の満足度は
  高い。どうもこのあたりに落とし穴があるように思える。

・在宅ワークには、お金に換えられないメリットがたくさんあるが、その
  メリットは、にタダでくっついてくるものではなく、"仕事人"として働く
  ことによって得られるものであるはずに「在宅ワークならではのメリット」
  ばかりが独り歩き、 マスコミによって誇大包装を施された「バラ色の夢」
  を買ってしまう人々が多い。

・「在宅ワーク」「SOHO」が"売れる"キーワードであることはある程度仕方の
  ないことかもしれませんが、「在宅ワーク」というイメージが手軽に消費
  されている昨今の状況には、危惧を覚える。

次週からのレポートからは、こんなに丁寧に要約はしません。
「・・・について議論がされ、〜という意見が出された」程度しかできません
ので、悪しからず。

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